来月8日の訪朝が決まったスティーブン・ボズワース米政府特別代表は、駐韓大使も務めたベテラン外交官出身だ。1990年代には、朝鮮半島エネルギー開発機構(KEDO)の初代事務局長として、北朝鮮と交渉を重ねた経験もある
駐フィリピン大使だった80年代半ばには、マルコス大統領の退陣騒ぎの渦中にあった。時には、「ヤンキー・ゴーホーム」の反米プラカードを持つデモ隊に囲まれもした
「よく見ると、その下に小さく『ウィズ・ミー』(私も一緒に連れてって)と書いてあってね」と、冗句まじりの回顧談を、ご本人から聞いたことがある。デモの参加者の本音は、反独裁、反マルコスであって、反米ではなかったと見抜いたわけだろう
その冷静な観察力は、北朝鮮でどこまで発揮できるのか。危険なビーンボールや、くせ球、暴投、なんでもありの相手だけに、6か国協議への復帰や核放棄の必要性を説こうにも、なかなか容易にことは運ぶまい
核兵器保有国の仲間入りを認めてもらおうと、北朝鮮から「ウィズ・ミー」と迫られたなら、はっきり「ノー」と突っぱねてもらいたい。
11月23日付 編集手帳 読売新聞
創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge
11.28.2009
11.27.2009
ジャイアンツの優勝パレード、久しぶりの沿道を埋め尽くす大歓声・・・ 編集手帳 八葉蓮華
年に3回、読売新聞東京本社が数えきれないほど大勢の人の波に取り囲まれる機会がある。ただし「毎年3回」とは書けない
うち二つは正月の2日と3日、箱根駅伝のスタートとゴールの時だ。公開中の映画『風が強く吹いている』で描かれた通り、学生ランナーたちが繰り広げる青春ドラマは熱い。今の季節、寒風がだんだん厳しくなるほどに、それを吹き飛ばす年明けの熱気が待ち遠しくなってくる
残るもう一つが、残念ながら、必ずあるというわけではない。ジャイアンツの優勝パレードである。近年はずっと“お流れ”が続き、箱根の興奮を期待させる晩秋の風は、一方で巨人ファンの心中を冷え込ませてもきた
それは昨年までのこと。きょう22日、久しぶりに年3度目の大歓声を味わう。本社のある東京・大手町から銀座の中央通りを約3キロ、沿道を埋め尽くすであろう皆さんと喜びを分かち合いたい
アンチ巨人や他球団ファンの方は、きっと苦々しい思いで拙文を読んでいるでしょうが、WBC日本代表も率いた原監督は世界一と併せての凱旋(がいせん)パレードだ。ここは一緒に祝おうじゃありませんか。
11月22日付 編集手帳 読売新聞
創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge
うち二つは正月の2日と3日、箱根駅伝のスタートとゴールの時だ。公開中の映画『風が強く吹いている』で描かれた通り、学生ランナーたちが繰り広げる青春ドラマは熱い。今の季節、寒風がだんだん厳しくなるほどに、それを吹き飛ばす年明けの熱気が待ち遠しくなってくる
残るもう一つが、残念ながら、必ずあるというわけではない。ジャイアンツの優勝パレードである。近年はずっと“お流れ”が続き、箱根の興奮を期待させる晩秋の風は、一方で巨人ファンの心中を冷え込ませてもきた
それは昨年までのこと。きょう22日、久しぶりに年3度目の大歓声を味わう。本社のある東京・大手町から銀座の中央通りを約3キロ、沿道を埋め尽くすであろう皆さんと喜びを分かち合いたい
アンチ巨人や他球団ファンの方は、きっと苦々しい思いで拙文を読んでいるでしょうが、WBC日本代表も率いた原監督は世界一と併せての凱旋(がいせん)パレードだ。ここは一緒に祝おうじゃありませんか。
11月22日付 編集手帳 読売新聞
創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge
11.26.2009
「徽章」靴のうらに光る鉄鋲のごとき存在にすぎない 人しれず 支へつゝ 磨りへらんかな・・・ 編集手帳 八葉蓮華
杉山平一さんの詩が好きで、小欄にも何度か引いた。たとえば『風鈴』。〈かすかな風に/風鈴が鳴つてゐる/目をつむると/神様 あなたが/汗した人のために/氷の浮かんだコップの/匙(さじ)をうごかしてをられるのが/きこえます〉
60年以上も前に編まれた詩集『夜学生』の一編だが、「格差」「ヒン困率」といった暗い言葉が飛び交う現代に働く人たちを、慰めるかのような、抱きとめるかのような優しい響きがある
95歳を迎えた杉山さんの新著、『巡航船』(編集工房ノア)が出版された。詩集ではなく、自選の文集である
花森安治や立原道造と結んだ青春期の交友、会社勤めの照り曇り、幼い長男を亡くした悲しみなどが綴(つづ)られている。杉山さんの詩を愛誦(あいしょう)する人は、作品の生まれてきた母胎に触れることができて興味が尽きないだろう
〈むかし帽子の上に光る徽(き)章(しょう)のやうな人間になりたいと思つてゐた/いま自分は靴のうらに光る鉄鋲(てつびょう)のごとき存在にすぎない/人しれず 支へつゝ/磨(す)りへらんかな〉(『徽章』)。その詩は、屈託を抱えた人々の心を人知れず支えて、いまも磨り減ることはない。
11月21日付 編集手帳 読売新聞
創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge
60年以上も前に編まれた詩集『夜学生』の一編だが、「格差」「ヒン困率」といった暗い言葉が飛び交う現代に働く人たちを、慰めるかのような、抱きとめるかのような優しい響きがある
95歳を迎えた杉山さんの新著、『巡航船』(編集工房ノア)が出版された。詩集ではなく、自選の文集である
花森安治や立原道造と結んだ青春期の交友、会社勤めの照り曇り、幼い長男を亡くした悲しみなどが綴(つづ)られている。杉山さんの詩を愛誦(あいしょう)する人は、作品の生まれてきた母胎に触れることができて興味が尽きないだろう
〈むかし帽子の上に光る徽(き)章(しょう)のやうな人間になりたいと思つてゐた/いま自分は靴のうらに光る鉄鋲(てつびょう)のごとき存在にすぎない/人しれず 支へつゝ/磨(す)りへらんかな〉(『徽章』)。その詩は、屈託を抱えた人々の心を人知れず支えて、いまも磨り減ることはない。
11月21日付 編集手帳 読売新聞
創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge
11.25.2009
日米首脳会談で「トラスト・ミー」現行計画以外の選択もあるかのような発言・・・ 編集手帳 八葉蓮華
自分の言葉にウソ偽りがないことを神仏に誓う文書を「起(き)請文(しょうもん)」という。江戸の昔は男女が変わらぬ愛情を誓って取り交わした。熊野神社で出す厄よけの護符を用いるのが本式とされ、用紙にはカラスの絵が描かれていたという
なかには、偽りの誓いを立てる者もいただろう。〈いやで起請を書くときは熊野で鴉(からす)が三羽シぬ〉という俗謡も伝わっている。カラスこそいい迷惑である
先の日米首脳会談で「普天間」問題をめぐり、鳩山首相がオバマ大統領に語った言葉「トラスト・ミー」(私を信じて)が憶測を呼んでいる
「悪いようにはしませんよ」と、言外に響く。日米合意に基づく現行移設計画を容認する起請文と、大統領は受け止めたかも知れない。起請文であるならば、なぜ、現行計画以外の選択もあるかのような国内向けの発言で沖縄の人々を惑わせるのか。起請文でないならば、なぜ、米側がヌカ喜びする思わせぶりな発言をしたか。不可解である
きのう、列島は真冬を思わせるほどに冷え込んだ。〈雪曇身の上を啼(な)く烏(からす)かな 内藤丈草〉。身の上を嘆いているのが熊野のカラスでなければいい。
11月20日付 編集手帳 読売新聞
創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge
なかには、偽りの誓いを立てる者もいただろう。〈いやで起請を書くときは熊野で鴉(からす)が三羽シぬ〉という俗謡も伝わっている。カラスこそいい迷惑である
先の日米首脳会談で「普天間」問題をめぐり、鳩山首相がオバマ大統領に語った言葉「トラスト・ミー」(私を信じて)が憶測を呼んでいる
「悪いようにはしませんよ」と、言外に響く。日米合意に基づく現行移設計画を容認する起請文と、大統領は受け止めたかも知れない。起請文であるならば、なぜ、現行計画以外の選択もあるかのような国内向けの発言で沖縄の人々を惑わせるのか。起請文でないならば、なぜ、米側がヌカ喜びする思わせぶりな発言をしたか。不可解である
きのう、列島は真冬を思わせるほどに冷え込んだ。〈雪曇身の上を啼(な)く烏(からす)かな 内藤丈草〉。身の上を嘆いているのが熊野のカラスでなければいい。
11月20日付 編集手帳 読売新聞
創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge
11.24.2009
無駄を洗い出し「事業仕分け」防戦する傲慢な勘違いは改まるに違いない・・・ 編集手帳 八葉蓮華
〈三角まなこ〉とは、怒った怖い目つきをいう。〈三角波〉は、暴風の折によく海面に生じる。三角は心の緊張に縁が深いようである
永田町や霞が関で用いられる隠語〈三角を立てる〉は、「減額する」ことを意味する。予算書などに減額の印としてつける「△」からきているらしい。来年度予算の概算要求から無駄を洗い出し、どこまで三角を立てられるか、政府の行政刷新会議による「事業仕分け」が緊張をはらみつつ前半の作業を終えた
大ナタ片手に切り込む「仕分け人」と、予算を確保すべく防戦する各府省担当者との間に緊張が生まれるのは当然だろう。これまで密室でなされてきた査定作業を目の当たりにし、国の予算を身近に感じた人も多いはずである
三角まなこの度が過ぎて、某財団の仕事を「能なしでもできる」と発言し、あとで陳謝した民間の仕分け人もいたが、24日からの後半戦では、この種の傲慢(ごうまん)な勘違いは改まるに違いない
せっかくの斬新にして有意義な試みである。品位を欠く、知識を欠く、展望を欠く――の“三カク”を排し、各仕分け人にはもうひと汗、かいていただこう。
11月19日付 編集手帳 読売新聞
創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge
永田町や霞が関で用いられる隠語〈三角を立てる〉は、「減額する」ことを意味する。予算書などに減額の印としてつける「△」からきているらしい。来年度予算の概算要求から無駄を洗い出し、どこまで三角を立てられるか、政府の行政刷新会議による「事業仕分け」が緊張をはらみつつ前半の作業を終えた
大ナタ片手に切り込む「仕分け人」と、予算を確保すべく防戦する各府省担当者との間に緊張が生まれるのは当然だろう。これまで密室でなされてきた査定作業を目の当たりにし、国の予算を身近に感じた人も多いはずである
三角まなこの度が過ぎて、某財団の仕事を「能なしでもできる」と発言し、あとで陳謝した民間の仕分け人もいたが、24日からの後半戦では、この種の傲慢(ごうまん)な勘違いは改まるに違いない
せっかくの斬新にして有意義な試みである。品位を欠く、知識を欠く、展望を欠く――の“三カク”を排し、各仕分け人にはもうひと汗、かいていただこう。
11月19日付 編集手帳 読売新聞
創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge
11.22.2009
「イッタカキタカ」どこに向かうのか、何をしようというのか見当がつかず・・・ 編集手帳 八葉蓮華
東北地方の独立国を舞台にした井上ひさしさんの小説「吉里吉里人(きりきりじん)」に、頭の二つある犬が登場する。名前を〈イッタカキタカ号〉という
吉里吉里国の誇る科学技術の象徴として、動脈、静脈、脊髄(せきずい)神経などの接合手術によって2匹の犬から作り出したもので、しっぽがあるべき側にも頭がある。前後どちらにも歩くことができ、あちらへ行ったかと思えば、そのままこちらに来ることがあり、名前もそこに由来する
そういう犬が実際にいれば、どこに向かうのか、何をしようというのか見当がつかず、見ていて神経がまいるだろう。「普天間」の鳩山内閣がそうである
きのう午前、首相は東京の公邸前で、「日米合意を前提にしない」と語った。同じ日の昼、岡田外相は那覇市内で記者会見し、「日米合意はある程度、前提にせざるを得ない」と語った。東京と那覇にそれぞれ別個の頭をもつ胴体の長~い犬を見ているかのようである。迷走と呼ぶのはおそらく褒めすぎだろう。迷走は少なくとも動きが目で追える。現状は迷走以前である
〈イッタカキタカ内閣〉というのは、あまり名誉な愛称ではない。
11月17日付 編集手帳 読売新聞
創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge
吉里吉里国の誇る科学技術の象徴として、動脈、静脈、脊髄(せきずい)神経などの接合手術によって2匹の犬から作り出したもので、しっぽがあるべき側にも頭がある。前後どちらにも歩くことができ、あちらへ行ったかと思えば、そのままこちらに来ることがあり、名前もそこに由来する
そういう犬が実際にいれば、どこに向かうのか、何をしようというのか見当がつかず、見ていて神経がまいるだろう。「普天間」の鳩山内閣がそうである
きのう午前、首相は東京の公邸前で、「日米合意を前提にしない」と語った。同じ日の昼、岡田外相は那覇市内で記者会見し、「日米合意はある程度、前提にせざるを得ない」と語った。東京と那覇にそれぞれ別個の頭をもつ胴体の長~い犬を見ているかのようである。迷走と呼ぶのはおそらく褒めすぎだろう。迷走は少なくとも動きが目で追える。現状は迷走以前である
〈イッタカキタカ内閣〉というのは、あまり名誉な愛称ではない。
11月17日付 編集手帳 読売新聞
創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge
11.21.2009
人口減少の波動、知恵を出し合いながら少子化社会への確実な備え・・・ 編集手帳 八葉蓮華
文化勲章を今年受章した慶応大名誉教授の速水融さんは、日本の歴史人口学の礎を築いた碩学(せきがく)だ。江戸時代の戸籍台帳にあたる宗門改帳を分析し、当時の人口変動の実態を明らかにした
農村人口は増えていたが、大都市は公衆衛生の状態が悪いためにシ亡率が高く「アリ地獄」のように人を集めてはコロしていった。大都市が未発達の西南諸藩で人口増の圧力が高まり、明治維新につながったとも説明する
気候変動、医療や科学技術の進歩、人々の価値観の変化など、様々な要因が複雑に絡んで人口変動の波動は作られていく。それは人知を超えた動きなのだろう
2024年の総人口は1億4000万人を超えて飽和状態に達する――。有識者らによる日本人口会議がこう警告したのは、1974年のことだった
現在は1億2700万人で既に人口減少の局面に入っている。国立社会保障・人口問題研究所の最近の推計によると、2100年には明治末期と同じ4800万人にまで激減するという。だが、遠い将来の数字には悲観せず、知恵を出し合いながら少子化社会への確実な備えを考えていくべきだろう。
11月16日付 編集手帳 読売新聞
創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge
農村人口は増えていたが、大都市は公衆衛生の状態が悪いためにシ亡率が高く「アリ地獄」のように人を集めてはコロしていった。大都市が未発達の西南諸藩で人口増の圧力が高まり、明治維新につながったとも説明する
気候変動、医療や科学技術の進歩、人々の価値観の変化など、様々な要因が複雑に絡んで人口変動の波動は作られていく。それは人知を超えた動きなのだろう
2024年の総人口は1億4000万人を超えて飽和状態に達する――。有識者らによる日本人口会議がこう警告したのは、1974年のことだった
現在は1億2700万人で既に人口減少の局面に入っている。国立社会保障・人口問題研究所の最近の推計によると、2100年には明治末期と同じ4800万人にまで激減するという。だが、遠い将来の数字には悲観せず、知恵を出し合いながら少子化社会への確実な備えを考えていくべきだろう。
11月16日付 編集手帳 読売新聞
創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge
11.20.2009
「七五三」3歳の髪置、5歳の袴着、7歳の帯解と呼ばれる成長の祝い・・・ 編集手帳 八葉蓮華
おそらく7歳と5歳の姉弟(きょうだい)だろう。社殿を背景に親が構えるカメラに向かい、並んでポーズを取っている。小さな弟が爪先(つまさき)立ちをして、懸命にお姉ちゃんの身長に追いつこうとしているのが可笑(おか)しい
近所の八幡様で見た光景である。今年の本番15日は日曜とあって、境内は着飾った親子で一杯になるに違いない。背伸びなどせずとも見る見るうちに大きくなるよ、あわてずに可愛(かわい)いままでいておくれ…と複雑な心境で親はシャッターを押すのだろう
3歳の「髪置(かみおき)」、5歳の「袴着(はかまぎ)」、7歳の「帯解(おびとき)」と呼ばれる成長の祝いが七五三の起源の一つとされている。傍目(はため)からも明るく育つ子供たちを眺める気分はいいものだ。〈行きずりのよそのよき子の七五三 富安風生〉
一方で、晴れ着をまとってこの時を祝える家族の比率はどれくらいか、とも考えてしまう。東京など大都市圏を中心に保育所が不足し、髪を振り乱して子育てと格闘する親も増えている
七五三どころではない、という家庭の方がむしろ多いのかも知れない。境内にあふれる歓声の主が、若い親とその子たちの典型であるなら良いのだけれど。
11月15日付 編集手帳 読売新聞
創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge
近所の八幡様で見た光景である。今年の本番15日は日曜とあって、境内は着飾った親子で一杯になるに違いない。背伸びなどせずとも見る見るうちに大きくなるよ、あわてずに可愛(かわい)いままでいておくれ…と複雑な心境で親はシャッターを押すのだろう
3歳の「髪置(かみおき)」、5歳の「袴着(はかまぎ)」、7歳の「帯解(おびとき)」と呼ばれる成長の祝いが七五三の起源の一つとされている。傍目(はため)からも明るく育つ子供たちを眺める気分はいいものだ。〈行きずりのよそのよき子の七五三 富安風生〉
一方で、晴れ着をまとってこの時を祝える家族の比率はどれくらいか、とも考えてしまう。東京など大都市圏を中心に保育所が不足し、髪を振り乱して子育てと格闘する親も増えている
七五三どころではない、という家庭の方がむしろ多いのかも知れない。境内にあふれる歓声の主が、若い親とその子たちの典型であるなら良いのだけれど。
11月15日付 編集手帳 読売新聞
創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge
11.19.2009
日本にとって安全保障上の味方が誰であるかは子供でも知っている・・・ 編集手帳 八葉蓮華
丸谷才一さんは昔、愛読者から気の進まぬ頼み事をされた。対応に迷い、高校の先輩でもある文芸春秋の大編集者、池島信平氏に相談した時のことをエッセーで回想している
その答えが味わい深い。〈人生つてものは、敵が千人で味方が千人なんです。敵の千人がへることはぜつたいない。とすれば、味方の千人がへらないやうにするしかないんですよ。よほど厭(いや)ならともかく、がまんできることだつたら、ウンと言ふんですな〉(「絵具屋の女房」)
池島語録の「敵」を「脅威」に置き換えれば、味方千人を減らさないことは人生のみならず、外交の要諦(ようてい)でもあろう。日本にとって安全保障上の味方が誰であるかは子供でも知っている
日米首脳は昨夜の会談で、同盟関係を深めていくことを確認したが、これはオバマ大統領の来日成功を演出する、いわば美しい包装紙といえなくもない。「普天間」で煮え切らない日本と、不信を募らせる米国と――包装紙に耳をあてれば、日米同盟の軋(きし)みが聞こえるはずである
鳩山政権の発足以来、味方千人はどのくらいまで減っただろう。包装紙の内側が気に掛かる。
11月14日付 編集手帳 読売新聞
創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge
その答えが味わい深い。〈人生つてものは、敵が千人で味方が千人なんです。敵の千人がへることはぜつたいない。とすれば、味方の千人がへらないやうにするしかないんですよ。よほど厭(いや)ならともかく、がまんできることだつたら、ウンと言ふんですな〉(「絵具屋の女房」)
池島語録の「敵」を「脅威」に置き換えれば、味方千人を減らさないことは人生のみならず、外交の要諦(ようてい)でもあろう。日本にとって安全保障上の味方が誰であるかは子供でも知っている
日米首脳は昨夜の会談で、同盟関係を深めていくことを確認したが、これはオバマ大統領の来日成功を演出する、いわば美しい包装紙といえなくもない。「普天間」で煮え切らない日本と、不信を募らせる米国と――包装紙に耳をあてれば、日米同盟の軋(きし)みが聞こえるはずである
鳩山政権の発足以来、味方千人はどのくらいまで減っただろう。包装紙の内側が気に掛かる。
11月14日付 編集手帳 読売新聞
創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge
11.18.2009
無駄の洗い出し作業「事業仕分け」斬新で有意義な公開の場で議論・・・ 編集手帳 八葉蓮華
無意識に、人は演技をする。ドラマなどで見た誰かの役を演じてしまう。カメラの前では、なおさらだろう。〈悲しみの際はケネディ家の例から学んだしきたりに従い、勝利の表現にはテレビで見た運動選手のゼスチャーをまねる〉
スコット・トゥロー「推定無罪」(文春文庫)の一節だが、「仕分け人」なる人たちはどうだろう。つい、犯人の嘘(うそ)を突き崩す取り調べの刑事役を演じてしまった人もいるかも知れない
国会議員や民間人などからなる「仕分け人」が各府省の担当者と公開の場で議論し、事業の要不要をその場で決めていく。政府の行政刷新会議による無駄の洗い出し作業「事業仕分け」が佳境に入った
問答無用とばかりに仕分け人が発言を遮ったり、耳を傾けていい意見に取り合わなかったり、「いじめを見ているようで、つらい」という識者の声も聞かれる。斬新で有意義な作業なのに、相手を嘘つきの悪玉と決めてかかり、“やりこめてナンボ”の正義の味方役を演じてしまえば、仕分けの目が曇るだろう
本来、ドラマには不向きな、地味で複雑で専門的な作業である。芸達者は要らない。
11月13日付 編集手帳 読売新聞
創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge
スコット・トゥロー「推定無罪」(文春文庫)の一節だが、「仕分け人」なる人たちはどうだろう。つい、犯人の嘘(うそ)を突き崩す取り調べの刑事役を演じてしまった人もいるかも知れない
国会議員や民間人などからなる「仕分け人」が各府省の担当者と公開の場で議論し、事業の要不要をその場で決めていく。政府の行政刷新会議による無駄の洗い出し作業「事業仕分け」が佳境に入った
問答無用とばかりに仕分け人が発言を遮ったり、耳を傾けていい意見に取り合わなかったり、「いじめを見ているようで、つらい」という識者の声も聞かれる。斬新で有意義な作業なのに、相手を嘘つきの悪玉と決めてかかり、“やりこめてナンボ”の正義の味方役を演じてしまえば、仕分けの目が曇るだろう
本来、ドラマには不向きな、地味で複雑で専門的な作業である。芸達者は要らない。
11月13日付 編集手帳 読売新聞
創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge
11.17.2009
「鏡の中の自分」人間は自分の姿を見ながら嘘をつくことに抵抗を感じる・・・ 編集手帳 八葉蓮華
ドラマなどで見る警察署の取調室には鏡が掛かっている。目撃証人などが隣室から被疑者の顔を確認する窓でもある。人気推理作家ジェフリー・ディーヴァーの作品中に、鏡に触れたくだりがある
〈それ(証人のための覗(のぞ)き窓)が目的ならば、ずっとハイテクな方法がいくらでもある。本当の理由は、人間は自分の姿を見ながら嘘(うそ)をつくことに抵抗を感じるものだからだ〉(文芸春秋「スリーピング・ドール」)
記述の真偽は不敏にして知らない。千葉県警行徳署の取調室に鏡があるかどうかも承知していないが、洗面の折などは自分の顔に見入るときがあるだろう
英国人女性のシ体を遺棄した容疑で全国に指名手配されていた市橋達也容疑者(30)が逮捕された。整形手術の傷跡がまだ残る顔は、そうまでして逃げねばならない事情があったことを裏づける“証明書”にほかならない。「知らない」「記憶にない」という常套(じょうとう)句(く)が通用しないことは、鏡の中の自分と対面するたびに気づかされるはずである
面変わりした顔に、どうすべきかを問うてみればよい。包み隠さず、真実を語れ――鏡は答えるだろう。
11月12日付 編集手帳 読売新聞
創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge
〈それ(証人のための覗(のぞ)き窓)が目的ならば、ずっとハイテクな方法がいくらでもある。本当の理由は、人間は自分の姿を見ながら嘘(うそ)をつくことに抵抗を感じるものだからだ〉(文芸春秋「スリーピング・ドール」)
記述の真偽は不敏にして知らない。千葉県警行徳署の取調室に鏡があるかどうかも承知していないが、洗面の折などは自分の顔に見入るときがあるだろう
英国人女性のシ体を遺棄した容疑で全国に指名手配されていた市橋達也容疑者(30)が逮捕された。整形手術の傷跡がまだ残る顔は、そうまでして逃げねばならない事情があったことを裏づける“証明書”にほかならない。「知らない」「記憶にない」という常套(じょうとう)句(く)が通用しないことは、鏡の中の自分と対面するたびに気づかされるはずである
面変わりした顔に、どうすべきかを問うてみればよい。包み隠さず、真実を語れ――鏡は答えるだろう。
11月12日付 編集手帳 読売新聞
創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge
11.14.2009
贅沢病と呼ばれていた痛風も、今や国民病、疼く痛みに苦悶する・・・ 編集手帳 八葉蓮華
〈痛風の発作来たりて耐へてゐるベッドに聞こゆマラソン放送〉。数年前に読売歌壇で秀作となった一首である。選者の岡野弘彦さんは「泣き笑いのような作者の表情が伝わってくる」と評していた
状況は推測するしかないが、風が吹いても疼(うず)く痛みに苦悶(くもん)する自分の姿が、同時刻、苦難に立ち向かうスポーツ選手に重なったと見える。知らない人は笑うでしょうが経験者はきっとうなずく
かつては贅沢(ぜいたく)病と呼ばれて日本には少なかった痛風も、今や患者約50万人、予備軍は数倍いるらしい。40代以上の男性の10人に1人は患者か予備軍というから国民病と言っていいだろう
その原因となる遺伝子を、防衛医大などの共同研究チームが突き止めたそうだ。原因遺伝子を両親から受け継いだ場合は、発症の可能性が最大26倍になるという。ただし無論、受け継いでいないから安心というわけではない
昨夜は日本シリーズの勝負どころで己(おのれ)と闘う選手の試練を想(おも)い、痛風の疼きに耐えていた人が結構いたかも知れない。何よりもまず食べ物や酒量など生活習慣を改めるべし、とは重々分かっているでしょうけれど。
11月8日付 編集手帳 読売新聞
創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge
状況は推測するしかないが、風が吹いても疼(うず)く痛みに苦悶(くもん)する自分の姿が、同時刻、苦難に立ち向かうスポーツ選手に重なったと見える。知らない人は笑うでしょうが経験者はきっとうなずく
かつては贅沢(ぜいたく)病と呼ばれて日本には少なかった痛風も、今や患者約50万人、予備軍は数倍いるらしい。40代以上の男性の10人に1人は患者か予備軍というから国民病と言っていいだろう
その原因となる遺伝子を、防衛医大などの共同研究チームが突き止めたそうだ。原因遺伝子を両親から受け継いだ場合は、発症の可能性が最大26倍になるという。ただし無論、受け継いでいないから安心というわけではない
昨夜は日本シリーズの勝負どころで己(おのれ)と闘う選手の試練を想(おも)い、痛風の疼きに耐えていた人が結構いたかも知れない。何よりもまず食べ物や酒量など生活習慣を改めるべし、とは重々分かっているでしょうけれど。
11月8日付 編集手帳 読売新聞
創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge
11.13.2009
変わらぬ逃亡者の耳よ、整形の前と後、人相の異なる2枚の写真・・・ 編集手帳 八葉蓮華
フレデリック・フォーサイスの小説「アヴェンジャー」に捜査官が暗黒街のボスを追跡する場面がある。相手は整形手術で顔を変えている
〈しかし、マクブライド(捜査官)はいつか教えられたことがある。人間の身体で耳だけは、指紋のように、個々人によって明確に姿形が異なり、手術をして変えることはできないのだという〉(篠原慎訳、角川書店)。なるほど整形の前と後、人相の異なる2枚の写真を比べると、耳の形だけはよく似ている
千葉県市川市のマンションで英会話学校講師の英国人女性が遺体で見つかった事件は、知人の市橋達也容疑者(30)がシ体遺棄容疑で全国に指名手配されて2年8か月になる
捜査本部は一昨日、整形後の顔写真を公開した。この顔から、さらに人相を一変させるような手術はさすがに出来まい。ねぐらを求めるとき、食料を手に入れるとき、必ずや誰かと接触するはずである。あなたかも知れない。顔写真に目を凝らそう
事件当時と変わらぬ逃亡者の耳よ――父母と離れた異郷で、たった22年で生を断ち切られたリンゼイさんの、生前の声がよみがえる時もあるか。
11月7日付 編集手帳 読売新聞
創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge
〈しかし、マクブライド(捜査官)はいつか教えられたことがある。人間の身体で耳だけは、指紋のように、個々人によって明確に姿形が異なり、手術をして変えることはできないのだという〉(篠原慎訳、角川書店)。なるほど整形の前と後、人相の異なる2枚の写真を比べると、耳の形だけはよく似ている
千葉県市川市のマンションで英会話学校講師の英国人女性が遺体で見つかった事件は、知人の市橋達也容疑者(30)がシ体遺棄容疑で全国に指名手配されて2年8か月になる
捜査本部は一昨日、整形後の顔写真を公開した。この顔から、さらに人相を一変させるような手術はさすがに出来まい。ねぐらを求めるとき、食料を手に入れるとき、必ずや誰かと接触するはずである。あなたかも知れない。顔写真に目を凝らそう
事件当時と変わらぬ逃亡者の耳よ――父母と離れた異郷で、たった22年で生を断ち切られたリンゼイさんの、生前の声がよみがえる時もあるか。
11月7日付 編集手帳 読売新聞
創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge
11.12.2009
「GODZILLA」ワールドシリーズで、最優秀選手(MVP)の栄冠・・・ 編集手帳 八葉蓮華
ゴジラは英語で「GODZILLA」と綴(つづ)る。神様(GOD)が愛称内の神殿を留守にし、バットに、それも真芯に降臨したかのようである
米大リーグのワールドシリーズで、ヤンキースがフィリーズを下して9年ぶりの優勝を果たし、松井秀喜選手が日本人選手として初めてシリーズ最優秀選手(MVP)の栄冠を手にした。先制2ランを含む4打数3安打6打点は見事の一語に尽きる
万全の体調で迎えたシーズンではない。昨年9月に左膝(ひざ)を手術し、オープン戦はリハビリで出遅れた。放出・移籍の噂(うわさ)が流れたこともある。つらい時期があったろう
思えばマリナーズのイチロー選手も今季、胃潰瘍(かいよう)から始まって大リーグ史上初「9年連続200安打」の偉業を成し遂げている。〈天才とは際限なく苦痛に耐えうる能力をいう〉。名探偵シャーロック・ホームズが「緋色(ひいろ)の研究」で語った言葉だが、この2人を見て深くうなずく
膝の不安はいまも抱えたままと聞く。GODさま、愛称内もバット内もしばらくは留守にして、オフのあいだは膝のほうにお宿り下さい――と、ファンに成り代わって祈っておく。
11月6日付 編集手帳 読売新聞
創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge
米大リーグのワールドシリーズで、ヤンキースがフィリーズを下して9年ぶりの優勝を果たし、松井秀喜選手が日本人選手として初めてシリーズ最優秀選手(MVP)の栄冠を手にした。先制2ランを含む4打数3安打6打点は見事の一語に尽きる
万全の体調で迎えたシーズンではない。昨年9月に左膝(ひざ)を手術し、オープン戦はリハビリで出遅れた。放出・移籍の噂(うわさ)が流れたこともある。つらい時期があったろう
思えばマリナーズのイチロー選手も今季、胃潰瘍(かいよう)から始まって大リーグ史上初「9年連続200安打」の偉業を成し遂げている。〈天才とは際限なく苦痛に耐えうる能力をいう〉。名探偵シャーロック・ホームズが「緋色(ひいろ)の研究」で語った言葉だが、この2人を見て深くうなずく
膝の不安はいまも抱えたままと聞く。GODさま、愛称内もバット内もしばらくは留守にして、オフのあいだは膝のほうにお宿り下さい――と、ファンに成り代わって祈っておく。
11月6日付 編集手帳 読売新聞
創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge
11.11.2009
日本人の大見得「対等な日米関係を」日本一の色男になったつもりで演じるべし・・・ 編集手帳 八葉蓮華
歌舞伎では、病人の役が紫の鉢巻きをする。江戸の粋が一身に結晶した色男、「助六」も紫の鉢巻きをしている。こちらは病人ではなく、若衆を象徴した鉢巻きという。病人は結び目が役者から見て左側、助六は右側が約束ごとらしい
鳩山首相は結び目の右左を間違えているかも知れない。沖縄県の米海兵隊普天間飛行場の移設問題で結論を引き延ばす心理には、「対等な日米関係を」という決めゼリフで見得(みえ)をする助六気分が投影されているだろう
日米同盟に危うい亀裂を生みかねない大見得は、しかし、傍目(はため)には熱に浮かされているように見える
意味のある引き延ばしならばともかく、どこをどう探しても、移設を受け入れる自治体は日米合意案の名護市以外にはないだろう。〈空はどこに行っても青いことを知るために、世界をまわる必要はない〉とはゲーテの言葉だが、首相はその“青空確認”に時間を浪費しつつある
歌舞伎の世界には、助六は自分が日本一、世界一の色男になったつもりで演じるべし――という口伝があるという。鉢巻きの右左を間違えて色男を気取っても、滑稽(こっけい)なだけだろう。
11月5日付 編集手帳 読売新聞
創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge
鳩山首相は結び目の右左を間違えているかも知れない。沖縄県の米海兵隊普天間飛行場の移設問題で結論を引き延ばす心理には、「対等な日米関係を」という決めゼリフで見得(みえ)をする助六気分が投影されているだろう
日米同盟に危うい亀裂を生みかねない大見得は、しかし、傍目(はため)には熱に浮かされているように見える
意味のある引き延ばしならばともかく、どこをどう探しても、移設を受け入れる自治体は日米合意案の名護市以外にはないだろう。〈空はどこに行っても青いことを知るために、世界をまわる必要はない〉とはゲーテの言葉だが、首相はその“青空確認”に時間を浪費しつつある
歌舞伎の世界には、助六は自分が日本一、世界一の色男になったつもりで演じるべし――という口伝があるという。鉢巻きの右左を間違えて色男を気取っても、滑稽(こっけい)なだけだろう。
11月5日付 編集手帳 読売新聞
創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge
登録:
投稿 (Atom)