10.25.2009

トーマス・エジソンの電球発明から130周年「天才は1%のひらめきと99%の汗」・・・ 編集手帳 八葉蓮華

 「天才は1%のひらめきと99%の汗」は、発明王だった米国のトーマス・エジソンの名言である。「失敗すればするほど成功に近づいている」と達観できたのも、偉人だからだろう

 1884年(明治17年)、米フィラデルフィアで開かれた電気博覧会を訪れ、憧(あこが)れのエジソンに会った日本の若き技術者がいた。のちに東芝の母体となった「白熱舎」を創設した藤岡市助である

 藤岡はエジソンから、電気器具の国産化を勧められたという。失敗を重ねた末、藤岡と仲間が日本で初めて、白熱電球の試作に成功したのは、その5年後だ。エジソンが日本産の竹をフィラメントに使った白熱電球を1879年に発明してから10年遅れである

 白熱舎は最初、1日十数個しか電球を製造できず、価格は一つ80銭だったと伝えられる。当時としてはかなりの貴重品だが、約2時間でフィラメントが切れて、長持ちしなかった

 あさって21日はエジソンの電球発明から130周年にあたる。日本メーカーは今、省エネ型で長寿命のLED(発光ダイオード)電球を開発し、世界を主導する。新時代を照らす明かりの競演だろう。

 10月19日付 編集手帳 読売新聞
創価学会 地球市民 planetary citizen 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge