10.31.2009

タスクフォース、きっと難題に取り組んでいたのだろうけれど、説明しても分からん・・・ 編集手帳 八葉蓮華

 タスクフォースって何?とお子さんやお孫さんに聞かれて困っている人が結構いるのではないか。「ホースと付くから馬の名前だろうよ」などと頓珍漢なことを言っては、知ったかぶりを笑う落語「千早(ちはや)振る」の現代版になりますぞ

 前原国交相が日本航空の再建策を練らせているのが「JAL再生タスクフォース」。横文字も必要な時はあるが、これはやり過ぎに感じる。タスクフォースとは本来、軍事用語で機動部隊のことだ

 転じて「特別作業班」の意で使われるらしい。ならばそう呼ぶか、せめて「特命チーム」くらいにしてほしいものだ。わざわざ分かりにくい看板を掲げる理由は何だろう

 自公政権でも金融対策や外交問題でタスクフォースを名乗る組織が作られたことがある。きっと難題に取り組んでいたのだろうけれど、説明してもどうせ庶民には分からんでしょう、と端(はな)から煙(けむ)に巻かれているようだった。鳩山政権も変な所を継承する

 日航再建策の議論は大詰めを迎えているそうだ。銀行団の債権放棄やら退職社員の年金減額やら、複雑な事情が絡み合って、やはり難解なものになりそうである。

 10月25日付 編集手帳 読売新聞
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